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宇宙政策シンクタンク「宙(そら)の会」は、宇宙政策について調査、議論し、提言することを目的にしています。多くの欧米のシンクタンクに見られるように、下請的調査ではなくて、中立、公平な立場での政策提言をめざします。そのスローガンは「静かな抑止力」。宇宙活動を世界標準並みに、科学技術力、将来産業力、環境・災害監視力、国際協力と外交力、という国の総合的ソフトパワーに活用すべきとの考えです。

宇宙政策シンクタンク

宙の会

2014.11.21 改訂

宙の会」主張の目次(1)
論壇の目次(2)
宇宙基本法の目次(3)
宇宙基本法をめぐる議論の目次(4)
ニュースレターの目次(5)

分野
タイトル
内容
著者
掲載日
新刊:小惑星探査機「はやぶさ2」の大挑戦

太陽系と生命の起源を探る壮大なミッション「はやぶさ2」は、11月30日種子島宇宙センターから6年の宇宙航行の旅に出発します。文系出身のノンフィクション作家の山根一眞さんが徹底的取材と独特の書き方で紹介します。(講談社ブルーバックス)

著者:山根一眞

紹介;五代富文

2014.11.21
宇宙防災と国際協力 ― 地球規模課題への貢献 A 地球温暖化問題と、それへの宇宙観測衛星の関わりを、整理し説明します。

@地球温暖化問題に対する国際的取組み
A観測衛星の地球温暖化問題への貢献
B地球温暖化問題の特徴は「国際公益」
C日本外交が宇宙を利用する意義

星山 隆 2014.9.10
小学生のわたしが体験した戦争(その3:戦争末期の疎開) (その3)では戦火を避けて疎開先の家で、米戦闘機の機銃掃射、B29による焼夷弾攻撃をうけ、どうせ死ぬのなら家族と一緒の東京で、と帰京するまでの様子を記します。この学童疎開わずか1年の間に、日本はアメリカによる無差別攻撃によって焦土と化しました。 五代富文 2014.8.23

新刊書紹介

セルゲイ・コロリョフ

-ロシア宇宙開発の巨星の生涯--

 冨田信之著 

輝かしいソ連宇宙開発(とその遺産であるソユーズ宇宙船)を主導したセルゲイ・コロリョフ(1906.12.30〜1966.1.14)の生涯を、詳細、正確、かつドラマティックに書き上げたのが、冨田信之さんの著した「セルゲイ・コロリョフ ― ロシア宇宙開発の巨星の生涯 ---」であり、宇宙関係者ばかりでなく、ソ連社会に興味をもつ方にとって、必読の書籍である。

五代富文 2014.8.17
小学生のわたしが体験した戦争(その2:戦争勃発〜疎開)

前回のペーパー「 小学生のわたしが経験した戦争(その1:幼稚園期〜小学3年生)」に続いて、(その2)では太平洋戦争が始まって日本軍が連戦連勝した熱狂的な祝賀ムードの状況から、一転して戦況が悪化、やむなく小学校を転校、さらに東京から疎開するまでの様子を記します。この間わずか2年半のことです。現在まで長く続いてきた平和な時代とくらべると、戦争は短くても如何に過酷であるかということが分かるでしょう。

五代富文 2014.8.3
小学生のわたしが体験した戦争(その1:幼稚園〜小学3年生)

わたしの幼年・少年時代は,悪夢の戦争へ進む時期とちょうど重なります。
その戦争が小学校6年生の時に終わってから69年、戦争がなかったからこそ今日にいたるまで、日本が平和に繁栄してきたことは間違いありません。
戦争実態を少しでも知ってもらうために、少年期に戦争を体験した一人として、その記憶を残しておきたいと思います。
敗戦までのわたしの小学校生活を大別すると4つの時期がありますが、今回は(その1)として「幼稚園期から小学校3年頃まで」を記します。

五代富文 2014.6.16
宇宙と安全保障 @ ―ウクライナ情勢と「広義の安全保障」

2013年1月に第二回目の宇宙基本計画が繰り上げ策定され,3つの重点課題として「安全保障・防災」「産業振興」「宇宙科学等のフロンティア」が挙げられた。その安全保障とは「広義の安全保障」を意味し、軍事面以外の安全保障面でも活用が促進されることになった。では、この「広義の安全保障」とは何を意味しているのか。宇宙開発に期待される安全保障とは具体的に何なのかにつき一考察を述べる。

星山 隆 2014.5.21
宇宙防災と国際協力 ― 地球規模課題への貢献 @  世界の自然災害は年々増加し、過去30年間に4倍以上に増えています。そのうちアジアは、洪水、干ばつ、森林火災をはじめとする自然災害がとくに多く、自国での災害も多いが防災援助に長けている日本の経験、技術、
資金にたいするアジア域諸国の期待は大変に大きいのです。星山隆さんのペーパーでは、1.災害時の宇宙技術利用、2.アジアにおける日本の防災支援、3.国際社会における防災の取り組み.4.防災の外交的意義を論じます。
星山 隆 2014.4.15
(続)今こそ情報収集衛星の姿を!  -- 本来の役割を果たすには(2) -- -- 情報収集衛星の大規模災害対応等の実績を概観-- 情報収集衛星の本来の役割とデュアルユースの観点から、最近のマレーシア航空機事件の
報道発表などとも関連して、情報収集衛星の大規模災害対応などへの実績の概要を紹介。
白子悟郎 2014.4.9
再使用型将来輸送系への 全日本研究はじまる(その2) 再使用将来輸送系研究のミッション設定を目標にした、2段式RLVを想定した再使用型第1段ブースターと、新型基幹ロケットH-IIIの上段に再使用型オービターを乗せるシステムを紹介。 五代富文 2014.4.2
再使用型将来輸送系への 全日本研究はじまる(その1)

JAXA主催「第2回再使用将来輸送系ワークショップ」の議論を2回にに分けて紹介します。第1チームは将来の利用目標を設定し、第2チームはそれをめざしたオールジャパン体制を構築します。

(その1)では第1チームの議論を示します。

 

五代富文 2014.3.10

戦争への道という昭和初めの日本とわたし(その2)昭和戦前・戦中の歴史

(昭和12年から敗戦まで)

(その1,大正から昭和11年まで)に続いて、(その2)として、昭和12年から敗戦までの世の中の出来事を記します。これはわたしの幼稚園入園から小学校卒業までの、まさに戦時期にあたる時でした。

五代富文 2014.2.7

戦争への道という昭和初めの日本とわたし(その1)昭和戦前・戦中の歴史

(大正から昭和11年まで)

昭和戦前・戦中の日本に生きてきたわたしの少年期は、戦争という破壊へ向かって日本社会が進んでいった厳しい時代で、最近の政治、体制の流れと似ているようです。

昭和の初めから年月を追って、敗戦までの20年を(その1)(その2)で、(その3)では、幼年・少年時代のわたしがどう過ごしたか、何を感じたかについて記します。

五代富文 2014.2.3
(続)今こそ情報収集衛星の姿を! -- 本来の役割を果たすには --

-- 特定秘密保護法施行と衛星画像の在り方を問う --

2013年12月9日の記者会見で、安倍首相は「特定秘密に指定する政府情報は42万件もあるけれど、その9割は衛星画像だ」と述べました。それまでは、すごい数の秘密情報だと世間やメディアは注目、あるいは驚いていたわけですが、ほとんどは衛星画像だと聞いて,
まぁ仕方ないかと納得させた、あるいは、誤魔化されたといってよいでしょう。
メディアもそれ以上深く追求せずに,特定秘密保護法が成立しました。IGSについての疑問と、その災害への利用の具体的な提言をお読みください。

白子悟郎 2014.1.11
ワイドショーの「失敗」 イプシロンについてのワイドショーの報じ方があまりにもひどいので、ひと言いいたくなりました。8月27日の打ち上げ中止を、「失敗」と断じている番組がありました。いや、正確にいえば、番組の司会者(最近は司会者なのかお笑いタレントなのか、よくわかりませんが)だったかと思います。 中野不二男 2013.10.22

イプシロン・ロケットとモバイル管制

イプシロンの最初の打ち上げ中止と3週間近い延期の背景には、なにがあったのでしょうか。また他に、なんとなく気にかかることが、ないわけではありません。どこかの船が、警戒海域に入ってきました。伊勢エビ漁も気になることです。日本がほんとうに宇宙産業をめざすのであれば、射場の問題は避けてはとおれないでしょう。 中野不二男 2013.10.22

世界気象ロケット量産の夢

(3)1段で上がる観測ロケット

「世界気象ロケット量産の夢 」の第3章 

(3)1段で上がる観測ロケット

五代富文 2013.10.4
世界気象ロケット量産の夢 (2) 1950年代のカッパロケット 「世界気象ロケット量産の夢 」の第2章 (2)1950年代のカッパロケット では、さっぱり高空へ上がらなかった2段式カッパロケットの当時の様子と、その問題点を述べる。 五代富文 2013.9.19
世界気象ロケット量産の夢 (1) タイガー計算機、ヘンミ計算尺、ソロバンの3点セット

宇宙開発の始まりをわたしの経験物語シリーズとして書いてみる。おこがましい比較だが、データベースとしての日本書紀(720年編纂)のわずか8年前(712年編纂)に物語として編纂された古事記にならったものだ。これは、近代宇宙開発に初期から関わってこられたわたしの個人史でもある。

最初のシリーズは、「世界気象ロケット量産の夢 」で3章に分かれる。

(1) 「タイガー計算機、ヘンミ計算尺、ソロバンの3点セット」に続いて、

(2)1950年代のカッパロケット 

(3)1段で上がる観測ロケット

 

五代富文 2013.9.6
6月下旬、2回の宇宙輸送系ワークショップ

宇宙輸送系/ロケットの新しい動きについて、二つの討論会が今月下旬に開かれるので、その案内をお知らせします。

JAXA主催、日本航空宇宙学会後援の 「第1回将来輸送系ワークショップ」が6月26日(水)午後にKDDI大手町ビルでひらかれます。参加希望者は登録してください(無料)。

その3日後の6月29日(土)午後には、航空宇宙会(東京大学 航空宇宙工学科の同窓会)のワークショップ「躍動する日本の宇宙政策」がひらかれます。

五代富文 2013.6.8
小惑星の脅威---2013年、最近の情勢 「宙の会」では、2007年から09年にかけて、NEO(地球近傍小天体、Near Earth Object)の地球衝突の脅威について発表した。
2013年2月15日、ロシア・チェリャビンスクに落下した隕石が建物を破壊し大勢のけが人を出し、世界中に大きなショックを与えた。100年の1回の災害ともいわれていますが、あらためて、前回のペーパーもふくめて、国連への提案が準備されている今、現状のNEO問題を総括する。
五代富文
2013.4.24
学生衛星の確実なモノづくりに期待-- その後の顛末(異常・故障)- 小型・超小型衛星は、2009年以降に急速に打上が増え通算34機の多きになった。残念ながら多くの衛星が何らかの異常・故障によってミッション未達の結果に終わっている。状況分析によると不具合原因は多岐に亘っているが、どれも衛星システムにとって最小限具備しなければならないシステム要素が整っていない様子がうかがえる。そしてこれらは設計や地上試験等で解決できるものばかりと言って過言ではないであろう。
白子 悟朗
2013.1.23
中長期目標としての 再使用型の宇宙活動へ 国際宇宙航行連盟(IAF)元会長の肩書きで、将来の宇宙活動についての考えを、京都で開かれた公開シンポジウム「今、日本の宇宙戦略を考える」(2012.11.11)で発表しました。本ペーパーは、その時のテーマ「再使用型の宇宙活動へ」をあらためて紹介するものです。
五代富文
2012.12.13
吉永小百合と宇宙開発 H-IIA やH-IIBの連続成功に、ついシャープと日本の宇宙開発を連想してしまう。多くの方が何度も訴えていることですが、成功が続いているうちに、日本独自のチャレンジングな技術開発へと動かなければならないということを、あらためて感じています。 中野不二男 2012.10.9
宇宙の大目標について(7) 再使用ロケットR&Dの内外の状況 スペースシャトルが2011年7月、30年にわたる飛行を終えて引退してから、世界の宇宙ロケットはすべて使い捨て型になり、再使用型ロケットの運航時代は終わってしまった。日本が中長期的に再使用型ロケットを実現していくための検討に資するため、再使用型宇宙ロケットの現状と将来展望をのべる。
五代富文
2012.9.12
渚にて 

On the Beach

1957年に出版されたネビル・シュートの「渚にて」は、1960年にはグレゴリー・ペック主演で映画化されました。第三次世界大戦が勃発し、放射性物質が地球北半球にひろがり、北半球に続き南半球も死滅する地球終焉の物語です。

核実験反対は誰も異論のないところですが、放射線障害の議論では人によっては受け止め方が違います。日本の有人宇宙輸送についても、抽象的希望論を超える具体的論議が見あたらないのは国民性のせいでしょうか。

中野不二男 2012.6.20
宇宙の大目標について(5) --シャトルロケットの考察 -- フライバックとフライフォワード 2段式再使用型「シャトルロケット」について、発射点に戻るフライバック・ブースターと、発射方向へ延長飛行するフライバック・ブースター型について、打上げコスト、可能性、経済性の面から比較する。
伊藤 哲一
2012.4.18
宇宙の大目標について(4) これからの有人宇宙活動の在り方について -- 五代論文についてのコメントに代えて -- 人類の火星移住は幻想であり、今後我が国の有人宇宙開発は一般の人々を宇宙に運ぶことを目指す「有人宇宙開発」とすべきとの提案に続いて、五代論文「シャトルロケット実現を宇宙の大目標に」へのコメントに代えて、有人宇宙活動についての私見の続きをのべる。我が国ではJAXAや官の支援は必須で、この観点からも五代論文の「シャトルロケット実現を宇宙の大目標に」に大いに賛同する。
上杉邦憲
2012.4.8
フランス、欧州、トップのスピーチ  2011〜2012年:後篇 前回につづいて、後編では、現在の欧州宇宙政策にかんする、ジャン=ジャック・ドーダンESA(欧州宇宙機関)長官と、ヤニク・デスカタCNES(仏国立宇宙研究センター)総裁の年頭スピーチを紹介する。 浜田ポレ志津子 2012.4.6
フランス、欧州、トップのスピーチ  2011〜2012年:前篇

現在の欧州宇宙政策にかんするフランスのサルコジ仏大統領とフィヨン仏首相のスピーチを紹介する。

つづいて次回では、宇宙機関のデスカタCNES総裁とドーダンESA長官の記者会見を紹介します。

浜田ポレ志津子 2012.4.5
宇宙の大目標について(3) シャトルロケット具体像の例 --- 石本リフェレンスモデルの紹介 シャトルロケットの大きな目標は、宇宙使い捨て時代から再使用時代への大転換をめざすことです。
石本真二、森隆茂両氏が発表した「リフェレンスシステムとしての二段式部分再使用型打ち上げ機の検討」は、いくつかの前提のもとで、1トンのペイロードを低高度の円軌道に打ち上げるシャトルロケットを検討しています。現実的に成り立つ機体の一例で、この種の機体を検討するにあたって参考にすべきでしょう。
五代富文
2012.4.3

宇宙開発必読の新刊2篇

ロシア宇宙開発史 --気球からヴォストークまで 冨田信之著 

完全図解・宇宙手帳 ?世界の宇宙開発活動「全記録」 渡辺克巳著

宇宙開発の最新刊2篇を紹介します。

冨田さんの著書では、ロシア宇宙技術研究の始まりから、スターリンのICBM開発時代、フルシチョフによる宇宙外交時代の終焉までを記述しています。

渡辺さんの著書は、宇宙開発の概要を多くの図をこめて説明した、すべての宇宙関係者にとって必携の本というか、いつも参考になる全記録集です。

冨田信之

渡辺克巳

2012.3.26
宇宙の大目標について(2)-- 将来型宇宙輸送システムの旧モデルと新モデル -- 1999年にまとめられた将来型宇宙輸送システムでは、エアブリージング・エンジンがキーポイントでしたが、実用化は困難なことが分かりました。空気吸い込み式エンジンを主体とする旧モデル将来型宇宙輸送システムは画餅なのに比べ、ロケット推進を中核とする2段式再使用型ロケット(将来型宇宙輸送システムの新モデル)であれば、実現性は極めて高く、将来への発展が大いに期待されます。
五代富文
2012.3.14
宇宙の大目標について(1) -- 五代論文についてのコメント -- コメントは下記項目についてふれています。

宇宙開発新体制、有人火星探査の大目標、有人飛行、将来型宇宙輸送システム、宇宙開発の最終のアウトプットはnational prestige。

松尾弘毅
2012.3.5

「シャトルロケット」実現を宇宙の大目標に

--往復型ロケットで宇宙活動コストと信頼性問題を解決--

米国が主導する月有人探査、火星有人探査が、この10年来喧伝されてきましたが、天体での有人探査は日本の国情にあわず、国民の支持が得られにくいと考えます。宇宙活動を国際的にも根本的に活性化し、世界をリードする宇宙技術を日本が確立する構想として、「シャトルロケット」開発を提案します。

 この提案は、宇宙活動のインフラである宇宙輸送系(ロケット)経費を10分の1に、安全性を航空機並みに近づけ、宇宙ゴミも出さない2段式再使用型ロケットを実現する計画です。

五代富文
2012.2.26

宙の会のスローガン

 宇宙活動は、産業誘発や科学・技術研究、軍事活動支援など、さまざまな面を持っている。少なくとも米・ロ・欧・中は、そうした面をすべて包括し、宇宙活動に取り組んでいる。しかしながら我が国の“宇宙”はちがう。いまだに「次世代への夢」だけが一人歩きし、宇宙を正常な経済活動の場、あるいは技術獲得の場として活用する戦略さえも構築されていない。原因は、宇宙活動の本質が政治にまったく伝わっていないことにある。日本の宇宙開発に求められているのは、「技術の安全保障」を核とした「静かな抑止力」である。

「静かな抑止力」とは、以下の“力”を持ち、誇示することをいう

科学・技術“力の誇示”
将来産業“力の誇示”
国際貢献と協“力の誇示”
環境・災害監視“力の誇示”
我が国の宇宙活動は、こうした「静かな抑止力」を持たなければならない。そのためには、政治家が宇宙活動について戦略を検討するうえで必要な、各種各様のオプションとデータを提供する、民間のシンクタンクを設置すべきである。その準備段階として、ここにヴァーチャルな宇宙政策シンクタンク「宙(そら)の会」を発足させた。同じ志を抱く方々の賛同がえられれば幸いである。