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宇宙政策シンクタンク「宙(そら)の会」は、宇宙政策について調査、議論し、提言することを目的にしています。多くの欧米のシンクタンクに見られるように、下請的調査ではなくて、中立、公平な立場での政策提言をめざします。そのスローガンは「静かな抑止力」。宇宙活動を世界標準並みに、科学技術力、将来産業力、環境・災害監視力、国際協力と外交力、という国の総合的ソフトパワーに活用すべきとの考えです。

宇宙政策シンクタンク

宙の会

2013.4.,24 改訂
宙の会」主張の目次(1)
論壇の目次(2)
宇宙基本法の目次(3)
宇宙基本法をめぐる議論の目次(4)
ニュースレターの目次(5)

分野
タイトル
内容
著者
掲載日
小惑星の脅威---2013年、最近の情勢 「宙の会」では、2007年から09年にかけて、NEO(地球近傍小天体、Near Earth Object)の地球衝突の脅威について発表した。
2013年2月15日、ロシア・チェリャビンスクに落下した隕石が建物を破壊し大勢のけが人を出し、世界中に大きなショックを与えた。100年の1回の災害ともいわれていますが、あらためて、前回のペーパーもふくめて、国連への提案が準備されている今、現状のNEO問題を総括する。
五代富文
2013.4.24
学生衛星の確実なモノづくりに期待-- その後の顛末(異常・故障)- 小型・超小型衛星は、2009年以降に急速に打上が増え通算34機の多きになった。残念ながら多くの衛星が何らかの異常・故障によってミッション未達の結果に終わっている。状況分析によると不具合原因は多岐に亘っているが、どれも衛星システムにとって最小限具備しなければならないシステム要素が整っていない様子がうかがえる。そしてこれらは設計や地上試験等で解決できるものばかりと言って過言ではないであろう。
白子 悟朗
2013.1.23
中長期目標としての 再使用型の宇宙活動へ 国際宇宙航行連盟(IAF)元会長の肩書きで、将来の宇宙活動についての考えを、京都で開かれた公開シンポジウム「今、日本の宇宙戦略を考える」(2012.11.11)で発表しました。本ペーパーは、その時のテーマ「再使用型の宇宙活動へ」をあらためて紹介するものです。
五代富文
2012.12.13
吉永小百合と宇宙開発 H-IIA やH-IIBの連続成功に、ついシャープと日本の宇宙開発を連想してしまう。多くの方が何度も訴えていることですが、成功が続いているうちに、日本独自のチャレンジングな技術開発へと動かなければならないということを、あらためて感じています。 中野不二男 2012.10.9
宇宙の大目標について(7) 再使用ロケットR&Dの内外の状況 スペースシャトルが2011年7月、30年にわたる飛行を終えて引退してから、世界の宇宙ロケットはすべて使い捨て型になり、再使用型ロケットの運航時代は終わってしまった。日本が中長期的に再使用型ロケットを実現していくための検討に資するため、再使用型宇宙ロケットの現状と将来展望をのべる。
五代富文
2012.9.12
渚にて 

On the Beach

1957年に出版されたネビル・シュートの「渚にて」は、1960年にはグレゴリー・ペック主演で映画化されました。第三次世界大戦が勃発し、放射性物質が地球北半球にひろがり、北半球に続き南半球も死滅する地球終焉の物語です。

核実験反対は誰も異論のないところですが、放射線障害の議論では人によっては受け止め方が違います。日本の有人宇宙輸送についても、抽象的希望論を超える具体的論議が見あたらないのは国民性のせいでしょうか。

中野不二男 2012.6.20
宇宙の大目標について(6)--ブースター開発の考察 「シャトルロケット」のブースタ開発について以下の点を考察する。1)開発コストの低減と新規顧客の開拓、2)コンフィギュレーションについて、3)運用コストの低減、4)開発体制
湯澤克宜
2012.5.9
宇宙の大目標について(5) --シャトルロケットの考察 -- フライバックとフライフォワード 2段式再使用型「シャトルロケット」について、発射点に戻るフライバック・ブースターと、発射方向へ延長飛行するフライバック・ブースター型について、打上げコスト、可能性、経済性の面から比較する。
伊藤 哲一
2012.4.18
宇宙の大目標について(4) これからの有人宇宙活動の在り方について -- 五代論文についてのコメントに代えて -- 人類の火星移住は幻想であり、今後我が国の有人宇宙開発は一般の人々を宇宙に運ぶことを目指す「有人宇宙開発」とすべきとの提案に続いて、五代論文「シャトルロケット実現を宇宙の大目標に」へのコメントに代えて、有人宇宙活動についての私見の続きをのべる。我が国ではJAXAや官の支援は必須で、この観点からも五代論文の「シャトルロケット実現を宇宙の大目標に」に大いに賛同する。
上杉邦憲
2012.4.8
フランス、欧州、トップのスピーチ  2011〜2012年:後篇 前回につづいて、後編では、現在の欧州宇宙政策にかんする、ジャン=ジャック・ドーダンESA(欧州宇宙機関)長官と、ヤニク・デスカタCNES(仏国立宇宙研究センター)総裁の年頭スピーチを紹介する。 浜田ポレ志津子 2012.4.6
フランス、欧州、トップのスピーチ  2011〜2012年:前篇

現在の欧州宇宙政策にかんするフランスのサルコジ仏大統領とフィヨン仏首相のスピーチを紹介する。

つづいて次回では、宇宙機関のデスカタCNES総裁とドーダンESA長官の記者会見を紹介します。

浜田ポレ志津子 2012.4.5
宇宙の大目標について(3) シャトルロケット具体像の例 --- 石本リフェレンスモデルの紹介 シャトルロケットの大きな目標は、宇宙使い捨て時代から再使用時代への大転換をめざすことです。
石本真二、森隆茂両氏が発表した「リフェレンスシステムとしての二段式部分再使用型打ち上げ機の検討」は、いくつかの前提のもとで、1トンのペイロードを低高度の円軌道に打ち上げるシャトルロケットを検討しています。現実的に成り立つ機体の一例で、この種の機体を検討するにあたって参考にすべきでしょう。
五代富文
2012.4.3

宇宙開発必読の新刊2篇

ロシア宇宙開発史 --気球からヴォストークまで 冨田信之著 

完全図解・宇宙手帳 ?世界の宇宙開発活動「全記録」 渡辺克巳著

宇宙開発の最新刊2篇を紹介します。

冨田さんの著書では、ロシア宇宙技術研究の始まりから、スターリンのICBM開発時代、フルシチョフによる宇宙外交時代の終焉までを記述しています。

渡辺さんの著書は、宇宙開発の概要を多くの図をこめて説明した、すべての宇宙関係者にとって必携の本というか、いつも参考になる全記録集です。

冨田信之

渡辺克巳

2012.3.26
宇宙の大目標について(2)-- 将来型宇宙輸送システムの旧モデルと新モデル -- 1999年にまとめられた将来型宇宙輸送システムでは、エアブリージング・エンジンがキーポイントでしたが、実用化は困難なことが分かりました。空気吸い込み式エンジンを主体とする旧モデル将来型宇宙輸送システムは画餅なのに比べ、ロケット推進を中核とする2段式再使用型ロケット(将来型宇宙輸送システムの新モデル)であれば、実現性は極めて高く、将来への発展が大いに期待されます。
五代富文
2012.3.14
宇宙の大目標について(1) -- 五代論文についてのコメント -- コメントは下記項目についてふれています。

宇宙開発新体制、有人火星探査の大目標、有人飛行、将来型宇宙輸送システム、宇宙開発の最終のアウトプットはnational prestige。

松尾弘毅
2012.3.5

「シャトルロケット」実現を宇宙の大目標に

--往復型ロケットで宇宙活動コストと信頼性問題を解決--

米国が主導する月有人探査、火星有人探査が、この10年来喧伝されてきましたが、天体での有人探査は日本の国情にあわず、国民の支持が得られにくいと考えます。宇宙活動を国際的にも根本的に活性化し、世界をリードする宇宙技術を日本が確立する構想として、「シャトルロケット」開発を提案します。

 この提案は、宇宙活動のインフラである宇宙輸送系(ロケット)経費を10分の1に、安全性を航空機並みに近づけ、宇宙ゴミも出さない2段式再使用型ロケットを実現する計画です。

五代富文
2012.2.26
電子書籍のフリー ダウンロード第6回配本 宇宙開発の書籍・資料pdf版を、会員の方は自由にダウンロードできますのでご覧ください。

五代富文著:世界のロケット(1988年日本工業新聞社 p185, 34.5MB)

五代富文
2012.1.5
韓国の宇宙開発 韓国の宇宙開発について、その基となる宇宙開発振興総合計画、韓国の置かれた宇宙開発国際関係、衛星計画の現況、韓・露宇宙協力、とくに、KSLV-Iの2回の打ち上げ状況について記しています。また、技術導入についての日本への米国対応を分析し、韓国国会でも「宇宙の平和利用原則」を採択すべきと述べています。 韓垠娥(ハンウンア) 2011.11.29
欧州の宇宙輸送の発展 (7)アリアン初号機打ち上げまで:後編 アリアン・ロケット初号機は1979年12月24日に打ち上がり、欧州の長年の失敗を乗りこえての願いが叶いました。それ以降、失敗に悩まされながらも信頼性を向上させ、商業打ち上げ市場で躍進を続けるロケットに成長していきました。初号機打ち上げ時のエピソードとして、米艦船の不可解な行動、マスメディアの皮肉な対応などは興味深いものです。 浜田ポレ志津子 2011.10.15
スペースシャトル退役に想う :シャトルになにを学ぶか スペースシャトルは就航から30年を経て今年7月で135回の飛行を重ねた後、退役を迎える。宇宙往還機の後継機の見通しもないままに、宇宙輸送は依然として使い切り型多段式打上げ機の時代が続くことになる。
スペースシャトルが実証してみせたRLVの実際は何だったのか、なぜ30年前の宇宙往還機時代への転換の機運が潰えたのか、宇宙実用化の鍵となるRLVの復興への教訓として何を考えていけばよいのか。
伊藤哲一
2011.7.6
はたしてこれでいいのだろうか 宇宙開発戦略本部 宇宙開発戦略本部が発表した「宇宙開発利用の戦略的推進のための施策の重点化及び効率化の方針について(案)」を読んだ。 見ただけで、方向が想像できるようなタイトルである。本文は、想像したとおり,“宇宙戦略という全体像について論じることを避け”、細々した話であった。
中野不二男
2011.7.4

宙の会のスローガン

 宇宙活動は、産業誘発や科学・技術研究、軍事活動支援など、さまざまな面を持っている。少なくとも米・ロ・欧・中は、そうした面をすべて包括し、宇宙活動に取り組んでいる。しかしながら我が国の“宇宙”はちがう。いまだに「次世代への夢」だけが一人歩きし、宇宙を正常な経済活動の場、あるいは技術獲得の場として活用する戦略さえも構築されていない。原因は、宇宙活動の本質が政治にまったく伝わっていないことにある。日本の宇宙開発に求められているのは、「技術の安全保障」を核とした「静かな抑止力」である。

「静かな抑止力」とは、以下の“力”を持ち、誇示することをいう

科学・技術“力の誇示”
将来産業“力の誇示”
国際貢献と協“力の誇示”
環境・災害監視“力の誇示”
我が国の宇宙活動は、こうした「静かな抑止力」を持たなければならない。そのためには、政治家が宇宙活動について戦略を検討するうえで必要な、各種各様のオプションとデータを提供する、民間のシンクタンクを設置すべきである。その準備段階として、ここにヴァーチャルな宇宙政策シンクタンク「宙(そら)の会」を発足させた。同じ志を抱く方々の賛同がえられれば幸いである。