
| 宇宙政策シンクタンク「宙(そら)の会」は、宇宙政策について調査、議論し、提言することを目的にしています。多くの欧米のシンクタンクに見られるように、下請的調査ではなくて、中立、公平な立場での政策提言をめざします。そのスローガンは「静かな抑止力」。宇宙活動を世界標準並みに、科学技術力、将来産業力、環境・災害監視力、国際協力と外交力、という国の総合的ソフトパワーに活用すべきとの考えです。
|
|
宇宙政策シンクタンク
|
宙の会 |
2010.3.7 改訂
|
|
|
||||
|
|
|
|
||
|
|
||||
|
分野
|
タイトル
|
内容
|
著者
|
掲載日
|
||||
| チェンジ・スピード、日本の宇宙政策 |
オバマ新宇宙政策ほど、最近の日本宇宙開発にとって好ましいことはない。 ブッシュ政権がすすめてきた無理筋の月・火星有人探査(コンステレーション計画)を中止することと、2015年までしか運用が規定されていなかった国際宇宙ステーションISSが2020年まで5年間は延長されるからだ。 日本にとって願ってもないこの機会に、宇宙政策と具体的な宇宙計画をチェンジして、先端科学・技術、将来産業、地球環境、国際協力・外交という国の総合的ソフトパワーである宇宙活動の進みを、スピード感を持って進めるべきである。 |
五代 富文
|
2010.3.7 | |||||
| 宇宙ロボット | 2010.2.13掲載の町田和雄さんのペーパー「有人宇宙活動とロボット」では、会員のみなさんに易しく宇宙ロボットを有人活動との対比で紹介をしてもらいました。
ここに紹介する論文は、すこし専門的ですが、エンジニアの方々に宇宙ロボットを解説します。 |
町田 和雄
|
2010.2.18 | |||||
| 有人宇宙活動とロボット | 宇宙開発の歴史の中で、ロボットは、ある時は有人活動の対立軸として、ある時は有人活動の支援者として、とらえられてきた。また、宇宙システム自体が、広い意味でのロボット化を取り入れて発展してきた。ここでは、宇宙開発におけるロボットの利用について、有人活動との対比の観点から述べてみたい。 |
町田 和雄
|
2010.2.13 | |||||
| コンステレーション計画打ち切り(2) | 低軌道宇宙輸送のSpaceX社「ドラゴン」も、Orbital-Sciences社「シグナス」も、日本のHTVとよく似ているし、日本の技術も使われることになる。また、コンステレーション計画の打ち切りにより、国際宇宙ステーションの運用期間も延長されることが確実になった。日本にとっては、けっして悪いことではない。ある意味では、すでに運用に成功しているHTVとH-IIBロケットの、「カード」としての価値は確実に高くなったはずである。これを機に、日本の宇宙開発も新しいフェイズをめざすべきなのではないか。 |
中野不二男
|
2010.2.6
|
|||||
| 宇宙旅行の商業化(American View) | 前のペーパー[コンステレーション計画の打ち切り]に関連して、米国大使館の広報ページ「AMERICAN VIEW 宇宙旅行の商業化」に、たいへんに興味深い記事が掲載されていた。「オプション5B」の内容と照らしながら読むと、米国のめざす方向が見えてくるはずである。 |
中野不二男
|
2010.2.4
|
|||||
| コンステレーション計画打ち切り | オバマ政権は、ブッシュ前大統領のもとでスタートしたコンステレーション計画の打ち切りを発表した。有人宇宙船「オライオン」を低軌道へ運ぶ「アレス1」ロケットは、昨年10月末には試験機の宇宙上げに成功しており、今年で運用が終了するスペースシャトルにかわり、国際宇宙ステーションへの人員輸送手段になるものとされていた。しかし今回の2011年度予算教書では、そのコンステレーション計画の予算は事実上打ち切りとなった。 |
中野不二男
|
2010.2.2
|
|||||
| 有人宇宙システムの構築に向けて (5)開発シナリオ | 2009年の「きぼう」の完成とHTVのミッション成功は、低軌道における独自の有人活動の具体化に向けて大きな一歩を踏み込むことになった。 このシリーズの議論で明らかなように、有人往還システムの開発シナリオでとくに重要な点は次の3点で、早急に研究を始めるべきと考える。
(1)有人宇宙船特有のアボート関連の検討 (2)安全な開発のための段階的な実証飛行(フライトデモンストレーション) (3)既存のリソースである「きぼう」とHTV運用の活用 |
今田 高峰
|
2010.1.18 | |||||
| 有人宇宙システムの構築に向けて (4)海上回収 | アポロ時代と比べて、今では洋上でもGPSによって直ちに位置を特定でき、衛星通信経由でどこにいても場所を連絡することができます。宇宙船には位置発信に必要な装置を完備していますから、捜索のために多数の船や飛行機を待機させておく必要性は極端に低くなっています。加えて、大型の水陸両用飛行艇など、日本が現有する救出インフラを最大限に活用すれば大規模な回収部隊は必要なく、日本の海上回収は世界的に優位であるといえます。 |
今田 高峰
|
2010.1.12 | |||||
| 有人宇宙システムの構築に向けて (3)ロケットとアボートシステム | アボートシステムを含め、H-IIB同等のロケットを有人打上げへ適用できるか評価した結果、そのままでも有人宇宙船打上げには大きな問題点はなさそうだ。アボートシステムの作動が鍵となるため、慎重に諸元を考える必要がある。 |
今田 高峰
|
2010.1.5
|
|||||
| 有人宇宙システムの構築に向けて (2)各モジュールの機能 | 有人宇宙システムの元になるHTVの特徴は、(1)有人宇宙船として十分大きなキャパシティ(2)モジュール化された構造と高度な制御機能、(3)全く新しい結合方式(4)船内活動できる与圧キャリア(5)曝露カーゴをまとめて搭載できる曝露パレット、である。 HTVを活用する有人宇宙船の各モジュール仕様、有人宇宙船とHTVとの技術的な繋がり、各モジュールの設計と主な開発要素について記す。 |
今田 高峰
|
2009.12.22 | |||||
| 有人宇宙システムの構築に向けて (1)宇宙船概要 | 現在の日本が宇宙開発に掛けられるリソースで可能な範囲の有人宇宙船がどのようなものになるのかを、極力定量的に示すことが目的である。順序としては、ターゲットとするミッション、乗員数及び機体の構成を策定し、その後、
HTVでの実績などを適用して機体規模の推定を行い、並行して、有人打ち上げに伴う課題について、H-IIBロケットのデータなどを使いながら具体的に検討する。 |
今田 高峰
|
2009.12.15 | |||||
| 有人宇宙輸送ロケットの2プラン--有人宇宙論壇シリーズ-- | 安全性と経済性をとくに重視して、H-IIBロケットのコアヴィークルのみを使用した小型有人ロケット、H-IIBX案の概要を紹介する。 |
五代富文
|
2009.12.11 | |||||
| 宇宙基本計画(案) | 5月26日に、第8回宇宙開発戦略本部(本部長 麻生太郎首相)の宇宙開発戦略専門調査会が開催され、パブリックコメントを含めた配付資料が、公開されましたのでご紹介します。 | 宇宙開発戦略本部
宇宙開発戦略専門調査会 |
2009.5.28 | |||||
| 衆議院内閣委員会で2008年5月9日審議・可決、衆議院本会議で2008年5月13日審議・可決された宇宙基本法の全文をしめす。 |
衆議院
|
2008.5.13 |
|
|
![]()
![]()
宙の会のスローガン |
|||||||||||||||
宇宙活動は、産業誘発や科学・技術研究、軍事活動支援など、さまざまな面を持っている。少なくとも米・ロ・欧・中は、そうした面をすべて包括し、宇宙活動に取り組んでいる。しかしながら我が国の“宇宙”はちがう。いまだに「次世代への夢」だけが一人歩きし、宇宙を正常な経済活動の場、あるいは技術獲得の場として活用する戦略さえも構築されていない。原因は、宇宙活動の本質が政治にまったく伝わっていないことにある。日本の宇宙開発に求められているのは、「技術の安全保障」を核とした「静かな抑止力」である。
「静かな抑止力」とは、以下の“力”を持ち、誇示することをいう |
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
| 我が国の宇宙活動は、こうした「静かな抑止力」を持たなければならない。そのためには、政治家が宇宙活動について戦略を検討するうえで必要な、各種各様のオプションとデータを提供する、民間のシンクタンクを設置すべきである。その準備段階として、ここにヴァーチャルな宇宙政策シンクタンク「宙(そら)の会」を発足させた。同じ志を抱く方々の賛同がえられれば幸いである。 |
![]()