宇宙政策シンクタンク「宙の会」は、宇宙政策について調査、議論し、提言することを目的にしています。多くの欧米のシンクタンクに見られるように、下請的調査ではなくて、中立、公平な立場での政策提言をめざします。そのスローガンは「静かな抑止力」。宇宙活動を世界標準並みに、科学技術力、将来産業力、環境・災害監視力、国際協力と外交力、という国の総合的ソフトパワーに活用すべきとの考えです。

関西宇宙イニシアティブ 発足

東 久雄

 

先日3月28日(金)、関西に「関西宇宙イニシアティブ」が発足しました。発足イベントとして、阪大中之島センターで関西宇宙フォーラムが開催されましたが、関係者を含めフォーラム参加者145名、交流会70名と盛会でした。参加者は大学、高校、国研、大企業、中小企業、一般、学生の方達と多方面からの参加をいただきました。

 フォーラムは、畚野代表の基調講演、池上宇宙開発委員の招待講演、松本京大副学長および粟沢JAXA国際部長の特別講演の後、関西の戦略についての円卓会議があり、「関西宇宙イニシアテブ」を発足させました。

              

 「関西宇宙イニシアティブ」はSOHLA1(愛称“まいど1号”)後、関西の宇宙活動を更に発展させようと立ち上げたもので、この機を逃しては関西での将来展望を開くことは出来ないと考えられます。(東大阪宇宙開発協同組合SOHLAは3月末でほぼ閉店状態になりました。“まいど1号”の打上は今秋の予定で、運用は府立大学を中心に行われます。)関西に出てきたこの小型衛星による宇宙開発の芽を育てることにより、将来は宇宙関連ビジネス、技術者の養成、科学少年の育成、地元産業界への波及等が期待出来ます。実際、イニシアティブで開発する次期小型衛星(“まいど2号”?“おおきに1号”?)は“まいど1号”を基本的バスとして用い、技術を継承し発展させる予定です。

「関西宇宙イニシアティブ」は、我が国の宇宙開発の中で関西の役割について、考え、語り、行動する場として、戦略的プロジェクトの推進、組織作りを行います。実際には、幾つかの下部組織をつくり実行していくことになります。具体的に何をどの様にやっていくかはこれからの議論になりますが、関西独自の、我が国の宇宙開発に一石を投じる、新しいパラダイムを開くものにしたいと思います。

 なお、年会費三千円で会員になられると、参画することが出来ます。ご興味のある方はご連絡ください。

H16FUDAI@osaka.nifty.jp